7月29日に上田市殿城にある、稲倉の棚田に行ってきました。
この日の天気は雲が広くかかっていましたが、青々と育つ稲とその向こうに広がる上田市の街並みや山々に心が癒され、晴れたときにまた来たい!と思いました。
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ここ稲倉の棚田にある、稲倉の里農村交流館にて、稲倉の棚田保全委員会委員長の久保田さんと委員の有福さん、上田市農産物マーケティング推進室の山根さんにお話を伺いしました。
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今年は新型コロナウイルスの影響で、棚田オーナーが参加する田植えや、棚田に灯りを灯す「ほたる火祭り」、棚田をライトアップするイルミネーションなど、相次いでイベントが中止となっています。
そんななか、新型コロナウイルスが少し落ち着きを見せたところで、参加者を県内オーナーに絞って、8月12日にイベントを開催するとのこと。
その名も、「ししおどし」。
田畑を荒らす鳥獣を追い払い、お米の豊作を願う意味を込めたそう。
当日は、たいまつを手作りし、夜には火を灯して棚田を練り歩く予定。
今年は各地で花火大会が中止となっているため、少しでも煙火店を助けたいという思いから、イベントの最後には花火も打ち上げるとのこと。
また、毎年春と秋に棚田CAMPを開催していますが、それも新型コロナウイルスの影響で春は中止となっています。
棚田CAMPは人気が高く、通年開催の希望が多かったことから、今夏より試験的に1泊1組限定で開催することとしたそう。
棚田でCAMPすること自体、なかなかない貴重な体験ですが、棚田の景色を貸し切りできるのは更に貴重でぜいたくな体験となると思いました。
一刻も早く新型コロナウイルスが収束し、県内外のオーナーや棚田ファンなど、多くの人で賑わうかつての稲倉の棚田に戻るよう、祈っています。