こんにちは、農地整備課のYです。
5月末、県内の田んぼは田植えの最盛期を迎え、各地で田植えイベントが行われています。
5月24日(土)、白馬村にある野平の棚田で日本酒造りプロジェクト「酒米田植え体験ツアー」が行われると聞き、棚田にお伺いしました。
この取り組みは、
八方尾根観光協会が、春は田植え体験ツアー、秋には稲刈り体験ツアーを開催して参加者を募り、大町市の蔵元白馬錦酒造株式会社(2024年「薄井商店」から社名変更)が、秋に収穫された酒米を用いて日本酒「白馬八方黒菱」を醸造するものです。
2017年から開始し、今年で9年目の取組です。

ツアーには、一般の参加者や、白馬村長、白馬高校の先生や生徒、地元農家、八方尾根開発㈱の社員のみなさまなど、約60名が参加しました。
田植えの後に開かれるというバーベキューを目標に、田植えスタート!

北アルプスを間近に望む中、田植えができるのは、自然豊かな白馬村ならではの風景です。
植えているのは山恵錦という酒米です。田んぼには山からの清らかな湧水を引いています。

海外の方も多く参加し、国際色豊かな交流が生まれていました。

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地元農家の方と肩を並べて田植えをしていた、白馬高校の生徒さんに話を聞くと、
「隣の地元農家の方と同じスピードで苗を植えるのは大変だった、ついていくので精一杯だった。1月にお酒が発売されたら、高校生なので買えないかもしれないけれど、”僕が植えた酒米を使った日本酒だよ”と言って、お父さんにプレゼントしたい。」と話してくれました。
日本酒「白馬八方黒菱」は、酒蔵だけではなく、田植えや稲刈りイベントに参加されたみなさんで作りあげるお酒なのですね!

野平の棚田は、北アルプスと桜を一枚に収められる写真スポット「野平の一本桜」の目の前に広がる棚田です。
この日は、午後から雨の予報で、雨が降る前に田植えを終えることができました。


白馬錦酒造株式会社で醸造され、1月頃、白馬村内限定(一部オンライン販売あり)で、村内のスーパーや酒屋、道の駅や土産物店などで販売されます。詳細はホームページをご確認ください。
今年も豊作となりますように・・・!
少し気が早いですが、お酒の出来上がりが楽しみですね。