棚田パートナーシップ協定の締結式を開催しました!「い~な上伊那」転載 | 信州棚田ネットワーク

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棚田パートナーシップ協定の締結式を開催しました!「い~な上伊那」転載 伊那市

2024.10.21

  • 活動報告

上伊那地域振興局ブログ『い~な 上伊那』に掲載された記事を転載します。

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こんにちは。
農地整備課のちよちよです。

10月10日(木)、県内12例目、上伊那管内3例目となる「棚田パートナーシップ協定(※)」が締結されました!😆
※棚田の保全に取り組む生産者や団体と、企業や学校等が連携して保全活動を進めることを目的に、県機関立会いのもと関係者間で協定を取り交わす取組。

上伊那管内では、これまで下記2つの協定が締結されてきました。
R6.2.8 株式会社仙醸×高遠旨い酒研究会×農事組合法人山室(記事はコチラ!)
R6.4.23 合資会社宮島酒店×農事組合法人山室(記事はコチラ!)

今回は、伊那市長谷にある「中尾の棚田」をフィールドに行われる研究や教育を通じた棚田の保全活動を促進するため、「株式会社Wakka Agri」と「信州大学農学部」による協定が、上伊那地域振興局立会いのもと締結されました😊
(教育機関との締結は、県内の事例となります!)

中尾の棚田で営農を担うのは「株式会社Wakka Agri」さん。
伊那市長谷中尾集落を拠点として、肥料や農薬を一切使わない自然栽培により、主に海外市場をターゲットに、付加価値の高い米の生産や加工品の製造に取り組んでいます(取組の詳細はコチラ!)。
平成30年に日本産米の輸出に取り組む「株式会社Wakka Japan」のグループ企業として設立されました。

「信州大学農学部」は、「株式会社Wakka Japan」の代表取締役で、信州大学教育学部の卒業生でもある出口友洋氏から、当時の学長対談の中で「健康や栄養価等の付加価値を重視する海外市場を対象とした、自然栽培による米生産ができる農地がないか」との相談を受け、以前から研究関連で結びつきが強かった伊那市長谷地区を推薦しました。

両者は、平成31年から共同で中山間地域における持続可能な農業の実現に向けた研究(獣害対策、草刈り作業の省力化等)に取り組んでいます。
また、「株式会社Wakka Agri」さんは、学生の農作業体験や実習等の受入等により、人材育成にも貢献しています。

この日はずっと雨予報で、担当である私も不安でいっぱいでしたが、当日は(日頃の行いが良いおかげで)抜けるような青空が広がり、見事な秋晴れとなりました😊

3名とも緊張のご様子で協定書に署名しています…

締結者2名と、立会者である上伊那地域振興局の布山局長の署名を終え、無事協定が締結されました!

その後、棚田をバックに記念撮影

今回の協定をきっかけに、中尾の棚田がさらに盛り上がっていくことを期待します😀
県では、引き続き関係機関と連携しながら棚田の魅力発信に取り組んでまいります!!

【この記事に関する問合せ先】
上伊那地域振興局農地整備課
TEL:0265-76-6816
E-mail:kamichi-nochi@pref.nagano.lg.jp