県庁農地整備課Yです。
6月1日(土)千曲市にある姨捨の棚田の『姪石(めいし)地区』で田植えイベントが開催されました。
姨捨の棚田は、県内でも最大級64.3haの広さを有し、棚田枚数は2,000枚ほどと言われており、時期になると各所で田植えが行われています。
これは、千曲市が取り組む『棚田貸します制度(オーナー制度)』によるものです。
平成8年から開始し、今年で29回目となります。
オーナー約330名が一斉に集い、田植えを行いました。
当日は、すげ笠をかぶった「千曲市姨捨名月会」の会員に声をかければ、気軽に田植えの方法を教えていただけるので、初心者でも安心して参加することができます。
申し込むコースによっては、田植えや稲刈りのほか、病害虫予防のため畦の草刈りや田んぼの中の草取りが必要ですが、県内外から申込みが絶えない、人気のイベントになっています。
受付を済ませて、苗や綱張り棒や尺棒を受け取り、さっそくオーナー田の田植えを行いました。
15~20㎝の間隔をあけて、張った糸に沿って苗を植えていきます。
わがチームの最年少(5歳)も頑張りました!
受付やおおよその作業時間は決められていますが、オーナーたちは田植えはそこそこに、休憩したり、お弁当をひろげたり、棚田から見える景色を眺めながら、お友達同士やご家族と思い思いに過ごしているようでした。
当日は、屋代高校付属中学校の2年生21名も参加しており、中学生の列に千曲市長も並び田植えする姿もありました。
田植えのほか、屋代高校付属中学校の合唱班による合唱、アコースティックギターの演奏なども行われました。
地元産の野菜や棚田米を使ったおやきなどの軽食、棚田米の加工した商品などの販売が行われ、お祭りのようなにぎわいでした。
さて、秋のお米の実りはどうでしょうか??!!結果が楽しみです!