お盆直前の8月12日。
稲倉の棚田で『ししおどし』が開催されました。
このイベントは、松明をもって棚田を練り歩きながら、野生鳥獣害の防止や五穀豊穣を願うものです。
『虫送り』という伝統行事が行われている、香川県小豆島の中山千枚田の皆様の協力で開催されました。
新型コロナウィルスを考慮し近隣に住むオーナーのみで行われましたが、今年初めてのオーナーイベントとなりました。
炎をともす松明は、参加者が手作りします。
保全委員の説明を受けながら、竹とアルミホイルを組み合わせて作りました。
うまく燃えてくれますように(‐人‐;)
松明を燃やす前に…「竹パン」作り!
竹の棒にパン生地を巻き、直火で炙ってできあがり。
ふっくらアツアツのおいしいパンができました。
日暮れを待ちながら、少し腹ごしらえ。
(竹パンは別腹です笑)
棚田米や上田市の食材を使った特性弁当をいただきました。
夏の青空の下、棚田を眺めながら食べるお弁当は格別のおいしさ(^^♪
栄養満点のごはんで心も体もエネルギーチャージです。
ステージ演奏の美しい音色を聴きながら夕暮れを待ちます。
だんだん日も暮れ始めた午後6時。
いよいよ松明に灯がともりました!
「しし神よ、帰りませ」
「田の神よ、守りませ」
太鼓の音と祈りの声が響く棚田。
畦道にはほたる火が光り、松明の炎が揺れる景色はとても神秘的な空間です。
皆の祈りはきっと届いたのではないでしょうか。
最後は、地元の花火師による打ち上げ花火。
五穀豊穣と新型コロナ収束の願いを込め、大輪の花が夜空を彩りました。
来年は、参加者を増やしての開催を考えているそうです。
興味のある方は、また来年の情報をお楽しみに(^^)
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