県庁農地整備課Yです。
県内各地の田植えシーズンを迎えた6月1日(土)午前中は姨捨の棚田に行き、
午後は長野市大岡地区にある「八重堀の棚田」の田植え体験会を見学させていただきました。
八重堀の棚田は、NPO法人元気お届け隊が棚田の保全をしています。
この日は、棚田サポーターのほか、信州新町の酒蔵「株式会社尾澤酒造場」の方々や地元の方が参加されていました。
ところでこの田んぼ、水面がキラキラしていませんか?✨✨
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水を張った田んぼに、黒いロール状の紙を敷きながら苗を植えています!✨✨
これは、「紙マルチ」という方法だそうです。
田に敷き詰めた紙が日光を遮断し、苗と苗の間に生える雑草が抑制されるため、無農薬の米作りができるそうです。
なんと、実りの時期までの約50日でこの紙は解けて土に還るのだとか。
今回植えたのは、長野県が開発した酒米・山恵錦。
信州新町にある酒蔵「株式会社尾澤酒造場」では、八重堀の棚田で育った酒米と八重堀地域に湧く純粋な湧き水で、「十九」という日本酒を醸造しています。
日本酒は米と水から作られます。良質なお米をつくるには、美しい水が欠かせません。
代々無農薬で耕作を続けている良質な土壌と、美しい空気を兼ね備えた八重堀の棚田は、酒米づくりに最適な場所なのですね。
山恵錦を植えるのは今回がはじめてとのこと。今年の十九はどんなお酒になるでしょうか?
長野市甲にある八重堀の棚田。
信州棚田フォトコンテストの撮影にもご理解いただいております。
棚田に行かれる際は、道路が狭くなっておりますので車のすれ違いにはお気をつけください。(場所のヒントは右の写真です☝)