こんにちは!上伊那地域振興局農地整備課のちよちよです。
2月8日(木)、上伊那管内初となる「棚田パートナーシップ協定(※)」の締結式を開催しました!
県内では8例目の締結となります。
※棚田パートナーシップ協定…棚田の保全に取り組む生産者や団体と、企業等が連携して保全活動を進めるため、関係者間による協定を取り交わす取組
今回の締結は、伊那市高遠町にある「山室の棚田」で栽培される酒米「ひとごこち」の生産・醸造・販売を通じた棚田の保全活動の促進を図るため、「農事組合法人山室」さん、「(株)仙醸」さん、「高遠旨い酒研究会」さんの3者による協定が、上伊那地域振興局長立会のもと締結されました。
酒米の生産を担うのは、農事組合法人山室さん。
地域の農地を集落全体で管理・継承するため、平成17年に立ち上げた組織で、山室の自然豊かな環境で、主に酒米(ひとごこち、美山錦、山恵錦)を生産しています。
その米を使ってお酒を醸造するのが(株)仙醸さん。
平成17年から、農事組合法人山室さんとの栽培契約を結び、酒米「ひとごこち」を使用した辛口純米酒「やまむろ」を醸造しています。
そして、そのお酒の販売を担うのが、高遠旨い酒研究会の皆さんです。
高遠町限定の地酒を開発するため、平成15年に地元酒販店が立ち上げた組織で、現在では4軒(万寿屋商店、酒舗にんべん、十一屋商店、桜井酒店)の酒店が加盟しています。
(株)仙醸さんが醸造する「やまむろ」は、この4つの加盟店のみで、地酒として販売しています。
日本酒「やまむろ」の詳細はコチラ!。
皆さん、緊張のご様子のなか、協定書へ調印しています・・・
締結者3名と、立会者である上伊那地域振興局の布山局長の調印を終え、無事協定が締結されました!
その後、記念撮影を行いました。
県では、信州の美しい棚田を将来に保全するため、保全団体や市町村、企業等の皆様を会員として「信州棚田ネットワーク」を設立し、棚田に関する情報発信や交流を進めています。
今回の協定をきっかけに、山室の棚田がさらに盛り上がっていくことを期待するとともに、より一層関係機関と連携しながら棚田の魅力発信に取り組んでまいります!
★下記のページでも情報を公開しています。
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