平成25年に、地元有志が遊休荒廃農地として荒れていた棚田の再生を開始し、崩れた土手の整備、湿地帯となっている部分の水を抜くための排水路整備やほ場への農道の整備など一からすべてを行い、美しい棚田の再生を実現しました。 また、景観形成として、当初はほ場にひまわりやドーム菊、コスモスを植え、現在では湿地でレンコンを栽培し、蓮の花を咲かせる取組みも行っています。
これらの保全活動と管理は、地元住民と、棚田オーナーである都市住民との共同で行っており、都市農村交流としての重要な役割を果たしています。
棚田オーナーとしての活動は、脈々と受け継がれてきたお米の栽培体験を通して食の在り方を見直し、「食」という営みの根源である農業の大切さを学ぶ機会になっています。また、豊かで美しい自然は、都市住民の「憩いの場」として人々の心を癒し、活力を与え続けています。更に、「信州ふるさとの見える丘」に認定されている「福島てっぺん公園」からの眺望のひとつとして、四季折々の美しい景色を見せています。