保福寺町大ノ田棚田 | 信州棚田ネットワーク

保福寺町大ノ田棚田 松本市

保福寺町大ノ田棚田(ほうふくじまち おんた たなだ) 概要
棚田面積   約10ha(うち、5.5haで営農)
棚田枚数   約100枚(うち、50枚で営農)
水源     河川
法面構造   石積み
開発起源   江戸時代

「 知ってほしい 保福寺町大ノ田棚田復活ものがたり つないでほしい みんなの想い

保福寺町大ノ田棚田、再生。
保福寺町大ノ田棚田は、江戸時代から続く宿場町の発展とともに、地域の先人によって耕されてきた歴史ある農地です。石積みによる段々が特色ある風景を作り出し、コメ作りの方法だけではなく、豊作を祈る七夕祭りなどの文化も根付きました。

しかし昭和時代までの間に、人口減少が進行。
棚田で農業に携わる人も少しずつ減り、平成初期には、木や草が生い茂る荒れ地となってしまいました。
その頃、四賀地区で農業をスタートしていたかまくらや
新たな農地を探していたさなか、保福寺町会の紹介で、保福寺町大ノ田棚田に出会いました。

荒れに荒れた保福寺町大ノ田棚田を、石積みを掘り起こして畦を作り直し、草や木を伐採し、自らの手で復活。
この取組を「四賀棚田再生プロジェクト」と銘打ちました。

プロジェクトでは、棚田の復活や営農にかかる取組だけでなく、農家や商工業者の有志などからサポーターが参画し、稲刈りや田植えに一緒に参加してもらうことを条件に、棚田米を活用した商品化やサービスの提供を行うなど、地域のさまざまな団体とwin-winとなるネットワークを構築しています。
新たな出会いや付加価値を創出するためのフィールドとして、保福寺町大ノ田棚田を大切に未来へ繋いで行きます。

多くの人が集い、新しいモノが生まれる、大切な拠点へ
保福寺町大ノ田棚田は、耕作を担う かまくらやと、棚田米のブランド化、農業体験学習フィールドとしての活用などの役割を担う人達にとって、大切な拠点になっています。

 加工販売 : 石井味噌、山屋御飴所 
自ら田植えや稲刈り、はぜかけ作業に参加し、できた棚田米を使った食品を限定コラボ商品として販売。

 地域学習 : 松本大学、地域づくり考房「ゆめ」 
農業体験学習を通して、地域づくりについて考えるフィールドとして活用。

 営農補助など : シルバーセンター、地域おこし協力隊 
草刈活動やイベントに協力。

保福寺町大ノ田棚田から生まれた商品
地元の食品会社も、原料となる米づくりから関わり、加工・販売までを行っています。
それは「棚田ものがたり」シリーズとしてコラボ商品になり、新たな付加価値を発信しています。

棚田ものがたり 棚田米味噌(石井味噌)
秘伝信州三年味噌×棚田米味噌 スペシャルブレンド 蔵元の具だくさんとん汁(石井味噌)
松本の白い雪(山屋御飴所)

詳細情報

アクセスマップ

保全団体

保福寺町大田棚田ノ会
所在地長野県松本市保福寺町
ホームページ信州そば農房 かまくらや