広い県土のいたるところに数多くある棚田は、その地域と先人たちが自然と寄り添い、連綿と築き上げてきたものです。
豊かに実る田園風景は、日本の原風景であり、今も多くの人たちに安らぎを与えています。
しかし、棚田での農作業は、平地の水田に比べて“労力は2倍、収穫は半分”と言われ、昨今の過疎化や高齢化によって作業できる人材が減り、棚田の維持そのものが難しくなっています。
棚田を守り次世代に引き継ぐことは、その土地で育まれてきた歴史・伝統文化を未来へ残すことでもあります。
信州棚田ネットワークでは、多様な主体の連携・協力を促進して、
棚田の保全と活性化に繋げることとしており、
その一つとして棚田を保全する団体と企業等の連携を推進します。
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社員研修の一環として社会活動に関わることは、企業等の人材育成につながるのでは?保全団体の得意分野によって、地域経済の活性化、自然教育、環境保護等色々な切り口でプログラムの実施、棚田に関わる機会をリフレッシュの場として取り入れることで、エンゲージメントを高める効果も期待できるのでは?
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信州の棚田で育った美味しいお米をはじめとした農産物を使用して、日本酒や甘酒、菓子等商品の開発や加工、販売をしてみませんか?棚田の風景写真やイラスト等を商品のデザインに使用してみませんか?
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身近な環境を守りながら地域社会と良好な関係を築いていくことは、企業がSDGsに取り組む上で欠かすことができません。県ではこうした取り組みをHPに掲載するなど、積極的にPRしてまいります。