4月26日、春の訪れとともに、稲倉の棚田保全委員会の総会が開催されました。地域から愛されている稲倉の棚田らしく、出席者には、保全委員、県・市、農業関係団体に加え、小学校の校長先生や長野大学の教授、酒造会社の社長さんなど様々な分野の方がお越しです。総会では、昨年度の事業報告と決算報告、本年度の事業計画と予算案が承認され、いよいよ稲倉の棚田の令和元年がスタートです。
本会閉会後も稲倉流です。三味線奏者 小山貢渓・渓泉親子の公演を楽しむことができました。元々、昨年7月のほたる火まつりの折に、棚田をバックに演奏していただくことになっていたそうですが、残念ながら荒天で中止に。三味線の美しい音色を聞きながら、ゆらゆら揺れる炎に浮かぶ棚田を見るのは、とても幻想的に違いありません!是非実現してほしいものです。
そして、懇親会では棚田米で醸造された絶品純米吟醸酒もふるまわれ、出席者一同、保全活動への想いを一つにしました。
令和という元号は、海外で”beautiful harmony”と紹介されているようです。令和元年、稲倉の棚田の保全活動が、これまでにも増して、地域とともに美しいハーモニーを奏でながら進んでいく― そんな素敵な予感がする総会でした。