平成31年4月29日(祝)曇り。平成最後の「昭和の日」に日本の棚田百選の一つ、白馬村「青鬼棚田」の堰(水路)掃除に参加しました。
青鬼の堰?…実は十数年前、この堰を調査したことがあったのですが、急峻なところに造られた水路で、延長も長く、歩くだけでも大変だったような…う~ん頑張ろう!!
午前8時50分、予め堰で作業を始めていた地元の方と合流。水路に堆積した落ち葉をスコップや鋤簾で掻き出していきます。青鬼の用水は、上堰(うわぜき)と下堰(したぜき)2系統で取水していますので、行きは上堰の掃除を行い、帰りは下堰を掃除します。
これは、ちょっとペースを考えないと後で大変なことになるぞ…
30分後。信州大学の内川先生の研究室などの学生さん達、約20名が助っ人で登場。青鬼地区を調査した3~4年前から地元の方と交流が始まり参加しているそうです。総勢40名程度となり、力も湧いてきました。 それにしても、若者って頼もしい。作業のスピードが格段に上がりました。 (逆にいなかったらと考えると・・・恐ろしい・・・)
青鬼の堰(水路)は、江戸時代後期に造られたそうで、急斜面の岩盤をノミでくり貫く難工事だったそうです。確かにすごいところを堰が通っている…。昔の人は、すごかったなあと感じるとともに、昔は、お米のための用水が本当に貴重だったんですね。
お昼前になんとか作業終了(…腰が痛い)。これで、また青鬼棚田で田植えができ、北アルプスと調和した素晴らしい景色が見られますね。
お昼は、地元の方から、青鬼で穫れた紫米のおにぎり🍙や鹿肉、猪肉などの料理をいただきました。労働後のご飯はホントにおいしい!!!ごちそうさまでした。
みんなで作業した後の達成感っていいですね。こういう取組を、地域で、みんなで繋げていきたいな…と感じました。