農地整備課Yです。
4月29日(水・祝)、白馬村にある『青鬼の棚田』の堰ざらいに行ってきました。
堰ざらい(せぎざらい)とは…?
主に、農業用水路(堰)の底に溜まった土砂や落ち葉、ごみなどを取り除き、水の流れをよくする共同作業のことです。

当日は、地域の方々、木流川を守る会のみなさん、信州大学の先生や学生、白馬村や県の職員など約50名が参加しました。

冬の間に積もった土や落ち葉が大量に堆積していました。
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鋤簾(じょれん)という、柄の先に鉄板がついた、鍬(くわ)のようなもので土や落ち葉を掻き出します。
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岩の間からわずかに向こう側が見えてきました✨


道中には、岩盤が露出した箇所も。
この岩の壁は、江戸時代から続く水不足を解消するため、当時の人々が藩へ何度も訴え、支援を取り付けて切り拓かれました。地元が主導して石工を招き、ノミなどで掘り進められたという凄まじい執念が刻まれています。


小さな滝のような水を浴びながら通る場所です。
例年より水量が少ないように感じました。

県内にはフォッサマグナ(糸魚川-静岡構造線)が通っていることからもわかるように、太古から地殻変動や地滑りが繰り返され、山肌に階段状のわずかな平地と、稲作に適した粘土質の土壌をもたらしました。山に囲まれた長野県の傾斜地(中山間地域)において、限られた土地から食料を得るため、多くの棚田が築かれました。
先人たちが岩盤をノミで削って山から水を引こうとしたこの青鬼堰からも、不屈の思いをうかがい知ることができます。

無事に青鬼集落に戻り、最後は『お善鬼の館』の前で毎年恒例となった写真撮影♪
お疲れ様でした!