県庁農地整備課Yです。
5月22日(月)、長野市内の棚田の現地調査に行ってきました。
この日訪れたのは、令和4年3月に「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」に選ばれた、中条地区にある【大西の棚田】【栃倉の棚田】【田沢沖の棚田】、大岡地区にある【根越下沖の棚田】長野市の4つの棚田です。
まずは長野市中条地区にある、大西・栃倉・田沢沖の棚田へ行きました。虫倉山(1378m)の南側、標高700mほどの場所に位置し、道が狭小かつ急峻なため、運転には注意が必要です。
【大西の棚田】長野市中条地区
大西の棚田は、通りから外れた樹木に囲まれた場所にあり、ひっそりと営農しています。
棚田では農家の方が作業中でした。棚田の間に走る水路から虫倉山からの清らかな水が流れ、田んぼに水が張られていました。
【栃倉の棚田】長野市中条地区
のり面の傾斜がとても急です。じっくり見ると三段階に草刈りされ、こまめに手入れされていることがわかります。
棚田の一角では、景観作物として そばが植えられるそうです。
【田沢沖の棚田】長野市中条地区
中条地区にある大西・栃倉・田沢沖の棚田の前には、「日本の棚田百選」と書かれた案内看板が立てられています。
冒頭に書いた「つなぐ棚田遺産」は、「日本の棚田百選」(平成11年)に続く全国の優良な棚田を令和4年に農林水産大臣が改めて認定した取り組みですが、大西、栃倉、田沢沖、根越下沖(根越沖)の棚田は「日本の棚田百選」と「つなぐ棚田遺産」どちらも認定されています。
20年以上が経った今でも、地元の方々の努力によって棚田が維持され続けています。
<番外編>
腹が減っては棚田が見れない???!とのことで、ちょうどお昼時間だったため大西の棚田を見る前に【やきもち家】さんに行きました。
味のある茅葺屋根の建物は、古民家を移築して改築したそうです。食事の他にも、宿泊や日帰り温泉、Eバイクのレンタルもできるそうです。
おやきと、中条地区の郷土料理おぶっこのセットを頼みましたが、どちらにも野菜がたっぷり使われていました。
絶対におやきが食べたい!という方は、事前予約をおすすめします。
棚田に行かれる際にぜひ行かれてはいかがでしょうか?
やきもち家(外部リンク)
食事 11:00~14:00(L.O.13:40)
TEL 026-267-2641
次回に続きます。
◆お願い◆
道が狭く、大きい車でのすれ違いや走行が大変難しい場所にあります。棚田を見に行かれる場合は、観光地と違うことを理解し、住民の方や農家の方のご迷惑にならないよう、見学をお願いします。